ウェルシュ菌は臭いおならや腸の老化の元

ウェルシュ菌

ウェルシュ菌は、善玉菌の乳酸菌のように、悪玉菌の代表格ともいえる菌だそうです。この菌が腸内で起こす作用には、どんなものがあるのでしょうか。

ウェルシュ菌

ウェルシュ菌とは

善玉菌の乳酸菌のように、
ウェルシュ菌は悪玉菌の代表格とされています

ウェルシュ菌とは、腸内細菌の一つである悪玉菌に属している菌です。乳酸菌のように悪玉菌の代表格ともいわれ、腸内に入ってきたたんぱく質を腐敗させて、臭いガスなど有害物質を作り出す常在菌です。しかし、腸内に存在する数は、通常であれば悪玉菌群の中でも少ないほうなのですが、腸内環境が悪化するとその数を増し、腸の老化を促進させたり、大腸がんのリスクを高めるのにも関係しているといわれています。ウェルシュ菌が腸内で増える要因には、腸内環境の悪化の他に、加齢も関係していることが指摘されています。

ウェルシュ菌は腸内でどんな作用をするの?

臭いおならはウェルシュ菌が作り出した?
ウェルシュ菌の腸内での作用とは

ウェルシュ菌が腸内で行っている働きは、食べ物のたんぱく質を分解することです。ウェルシュ菌は悪玉菌ですので、分解には腐敗を利用します。その時に、アンモニアや硫化水素などの有害物質を構成してしまうのです。これが、臭いおならの原因なんです。その他にも、ウェルシュ菌が作用することにより、腸の老化を促進させることも分かっており、また、大腸がんなどのリスクを高める発がん性物質とも関係しているといわれています。このようなウェルシュ菌による体に対する悪影響は、やはり腸内環境が悪化することで、ウェルシュ菌が増殖することが起因となります。

ウェルシュ菌が潜んでいる場所

動物や魚、水や土壌など、
自然界に幅広く潜伏しているウェルシュ菌

ウェルシュ菌は人の腸内にも常在菌として存在していますが、その他にも動物や魚、水、土壌など自然界に幅広く存在しています。ですが、ウェルシュ菌の特徴として、酸素を嫌い高温に強い、というものがあります。そのため、煮沸消毒など熱を加えることで菌を死滅させる、ということはウェルシュ菌には通用しません。また、食品の中央部分というのは、酸素がありません。これは酸素を嫌うウェルシュ菌にとって、絶好の潜伏先といえます。さらに汚染された食品が、ウェルシュ菌の繁殖に適した温度になれば、急速に芽胞を作って増殖していきます。

カレーやシチューは要注意★食中毒の危険性

肉や魚の煮込み料理の作り置きは注意し、
常温での放置は避けるようにしましょう

ウェルシュ菌による食中毒で最も注意したいのが、肉や魚を使った煮込み料理です。特にカレーやシチューなど、トロっとした粘性のあるメニューは、加熱後に温度が下がることで菌が増殖するのに適した環境が出来上がるため、作り置きには十分に注意する必要があるのだそうです。またウェルシュ菌による食中毒は、潜伏時間が約6時間~18時間とされていますが、12時間以内で発症するケースがほとんどです。腹痛・下痢が主な症状で、下腹部の張りも特徴となっています。ですが、食中毒症状の中では、軽いほうに分類されるそうです。

おならが臭かったら、
ウェルシュ菌の増殖を疑ってみよう

まとめ

腸の中で腐敗物質を作り出す悪玉菌は、私たちの健康に悪影響をもたらすものとされています。ウェルシュ菌は、その悪玉菌に属する細菌です。増殖すると有害物質を作り出すため、特におならが臭くなるのだそうです。腸内環境が悪くなると、便秘やおならが臭くなるといったことが起こりやすくなりますが、臭いにおいが気になったら、ウェルシュ菌の増殖を疑ってみましょう。